盾の勇者の成り上がりがなろうだしつまらないという意見を完全論破してみる【論理的】

©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会より引用

みなさんこんにちは。

2019年1月から2クールで放送のアニメ「盾の勇者の成り上がり」

「小説家になろう」で連載されていたWeb小説発のこの作品。

当初から根強いファンも多く、アニメ化でより一層有名になりました。

私もアニメから入りましたが、主人公尚文が序盤は陰謀によって大変苦労しつつも、信頼できる仲間を得て世界の災厄に立ち向かう勇者として成長していく様が描かれており、すごくハマりました!

ですが、この本格ファンタジーである「盾の勇者」の感想を調べてみるとこんな意見が。

・「よくある異世界転生チートなろうものでつまらない。」

・「奴隷の少女を仲間にしている時点でお察し。」

ずいぶんとなろうだからと叩かれてしまっているようですが、

全く何を言っているのか理解できません。

それに正直言っていることが的はずれですね。

本当にアニメでも小説でも「盾の勇者」をみているのでしょうか。

今回は自称アニメ批評家たちがいかにおかしいことを言っているか、ひとつずつ完全論破していきたいと思います。

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①異世界転生チートものでつまらない?本気で言ってる?

まずはよく言われるこれですね。

「盾の勇者」は尚文が最初、伝説の「四聖勇者」として召喚されるところから始まり、強い力を持っていることから楽して異世界で無双する、いわゆる「チートもの」だと思われがちです。

ですが、しっかりアニメを見てもらえれば分かりますが、尚文は確かに「盾の勇者」としての強い力を持っていますし、最初は異世界での冒険に胸をふくらませていました。

しかし序盤で王女マインの陰謀にはめられてしまい、名誉も財産もすべて失ってしまいます。

この、勇者という頂点から、冤罪を着せられて絶望のどん底まで落ちるというギャップが「盾の勇者」の最初のインパクトある展開ですね。

この後国中のひとから蔑まれ、王室からも執拗な嫌がらせを受けながらも、戦い方を工夫したり、地道なレベル上げをしたりして、少しずつ強くなっていき、他の勇者とも肩を並べるようになります。

全然チート能力で無双していませんよね笑

むしろ、努力の末に強い力を得るようになるので、どちらかというとジャンプのような少年誌っぽい作風ですね。

一般的に言われる、ただのチートものでは全く無いですね。

②奴隷の少女を手っ取り早く仲間にしたからつまらない?全然違います

また、「盾の勇者」を1話とか2話とかだけすこしかじったひとは、こんなことを言います。

「奴隷の少女であったラフタリアをいとも簡単にヒロインにした。ご都合展開だ。」

この意見も全く的はずれですし、しっかり先の方までアニメを観ていないのだと分かります。

アニメではラフタリアと尚文が少しずつ信頼関係を構築していく流れが丁寧に描かれています。

第2話 ラフタリアと尚文が出会う

アニメ第2話では奴隷として売られていたラフタリアを尚文が引き取ります。

そして尚文は、ラフタリアを戦わせるために、大切に育てて世話をします。

尚文がラフタリアにお子様ランチを食べさせるシーンもありました。

ラフタリアはランチに付いている旗を大事そうに抱えていましたね。

こうした尚文の優しさに触れるうちに、最初はただ怯えていたラフタリアにも笑顔が戻ってきます。

その後、尚文はラフタリアに自分は盾の勇者で戦えないから、ラフタリアに戦ってもらわなければ見捨てるしかないという自分の本音を告げます。

それを聞いたラフタリアは、自分が戦う覚悟を決めます。

そのシーンがこちら。

・「盾の勇者の成り上がり」アニメ第2話

尚文「もうすぐ、世界を脅かす波が来る。それまでに俺は少しでも強くならなきゃいけないんだ。だが、俺は守ることしかできない。誰かに戦ってもらうしかないんだ。お前がダメなら、別のヤツに…。だから!」

ラフタリア「災厄と…戦うの?」

尚文「それが俺の役目だ」

ラフタリア「わかった…!」

©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会より引用

ここで、尚文とラフタリアが、本当のパーティ、仲間として冒険をしていくという決意をしました。

ラフタリアがヒロインとして尚文を慕い始めるようになるのもこの後です。

第4話 ラフタリアが尚文の絶望を受け止める

そして神回と名高い第4話では、槍の勇者や王によってラフタリアを取り上げられてしまい、決闘にも汚い手段で干渉され負けてしまった尚文が絶望に打ちひしがれます。

しかし、奴隷から開放されたラフタリアは、再び尚文のもとに駆け寄り、自分は尚文に救われた。だから自分も尚文を支えると告げます。

そのシーンがこちら。

・「盾の勇者の成り上がり」第4話

尚文「どんなに頑張っても誰も認めてくれない!誰も信じてくれない!こいつのせいで俺は!  あぁーっ!くっそ…!」

ラフタリア「この盾は、私を何回も守ってくれました。私は、この世界中の誰よりもナオフミ様を知っています。だから…世界中がナオフミ様を悪く言っても、私は違うって。何回でもナオフミ様はいい人なんだって言います。私の命を救い、剣を与え、生きる意味を教えてくれたのはナオフミ様です!」

ラフタリア「私はあなたの剣。たとえどんな苦難があろうとも、付き従います」

尚文『それは…ずっと誰かに言ってもらいたかった言葉…いや、ラフタリアはずっと…』

ラフタリア「ナオフミ様が誰も信じられなくなっても、私は信じてます。私を救ってくれたナオフミ様を…いえ、偉大なる盾の勇者様を!」

©2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会より引用

このシーン…いいですよね。

本当に号泣モノです。

ここで今までラフタリアにも心を閉ざしていた尚文が、ラフタリアを心の意味で信頼し、二人がお互いに深く絆を強め合いました。

第15話 ラフタリアの過去と伏線回収

そして第5話で互いに信頼し合った二人が、フィーロやメルティといった新たな仲間を得て冒険を続けます。

第15話では、ラフタリアが奴隷になる前の過去が描かれました。

1度目の波でラフタリアやその友達リファナの住んでいた亜人の村は、壊滅的な被害を受けてしまい、ラフタリアの両親も亡くなってしまいます。

しかし、亡き両親の「辛いときこそ笑う」という言葉を思い出し、村の復興へと決意を新たにします。

そんな時に暴走した兵によって村が襲われ、ラフタリアやリファナも奴隷として、劣悪な環境で痛めつけられる日々が始まってしまいます。

日に日に衰弱していくリファナに向けてラフタリアが見せたもの、それは手作りの「小さな旗」でした。

これは亜人の村の象徴であり、いつか村を復興させて平和に暮らしたいという希望の証でもあります。

この場面で、第2話で尚文が注文したお子様ランチを食べながら、ラフタリアが「小さな旗」を大事に握っていた、あのシーンの伏線が回収されました。

ラフタリアにとって、もっと言えば苦しんでいた亜人にとって、「盾の勇者」はあの「小さな旗」が示すように希望の光でした。

こうしたラフタリアの過去と盾の勇者との繋がりも描かれ、尚文と盾の勇者である尚文との関係を非常に丁寧に紡いでいることが分かりますね。

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やっぱり盾の勇者は面白い!つまらないなんてことはない!

これまで、「盾の勇者」はつまらないと叩いている人たちの意見に真っ向から反論してきましたがいかがだったでしょうか。

確かに盾の勇者には若干のご都合主義的展開や、ハーレムっぽい要素などもあり、そこが気に入らないからつまらないという人もいるかもです。

ですが、私は盾の勇者が大好きですし、大人気であるだけの様々な魅力や理由があると思っています。

「なろう」だからつまらないとか、1話だけみて胸糞展開だったからといった理由で観るのをやめてしまった方は、ぜひ1度観てみてほしいなと思います!

「盾の勇者」ファンのみなさん、これからもどんどん「盾の勇者」を楽しんでいきましょう!

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